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April 8, 2005

ムービーリビュー: Million Dollar Baby

58m.jpg タイトル: Million Dollar Baby (2004)
鑑賞日時: 2005年 4月 6日 Meridian Sixteen (Downtown multiplex)
主演: Hillary Swank, Clint Eastwood, Morgan Freeman
監督: Clint Eastwood

なんかまたミリオンのつく映画ですが、日本でも話題になってるアカデミー賞4部門受賞作品です。ちょうどタダ券をもらった映画館で上映中だったので、「ま、見ておくか」くらいのノリで見に行ったのですが、とんでもない! 打ちのめされた! やっつけられちゃったよ、僕。

…なんか慌ててますが。とにかくどんどん引き込まれて感情移入しまくっちゃって、エンドクレジットが流れたところでしばらく、席を立つ事も、声を出す事も出来ず、というくらい、入れこんでしまいました。演技、映像、音楽ともに否のつけどころのない出来、と僕が言うまでもないことなんですが。

クリント・「天才」・イーストウッド扮する老いぼれたボクシングトレーナーと、田舎から出てきた貧乏なファイター志望の女の子(といっても35歳)の心の交流(?)を描く、というと何となく陳腐ですが、安易なサクセスストーリーでも、ロマンスでもなく、ボクシングの厳しくも高貴な世界(と、その先の人生)をきっちり描いて成功しています。登場人物に共感させる場面が多くあるんだけど「お涙頂戴」にもなっていなく。エンディングでも「簡単に泣いてくれるなよ」と言われているような。はい、先生。しっかり考えます。

そのイーストウッド(アカデミー監督賞、主演男優賞ノミネート)を囲んでモーガン・フリーマン(助演男優賞)、ヒラリー・スワンク(主演女優賞)と演技派の役者で固めた人物設定、繊細で含蓄のある台詞まわし、地味だけどじわじわ効いてくる演出、撮影と、要所要所で攻めてくる音楽。ボクシングのシーンも迫力満点。日本でもそんなに知られていない女優だと思うけど、アカデミー賞受賞は今回で二回目というヒラリー・スワンクはこの役のためにジムに通って筋肉をつけ、スタント一切なしで殴り合いのシーンをこなしたんだそうですが、怖いくらいに迫力がありました。でもちゃんとかわいげもある演技で、しっかり感情移入させてくれます。

モーガン・フリーマンは「ショーシャンクの空に」と似て、役がナレーターも兼ねてます。相変わらず渋い演技でいい味を出していて、個人的には一番この役に共感できた。イーストウッド先生も相変わらずダンディーで、この人でないと、と思わせるはまり役。「ミスティック・リバー」で初めて気がついたんだけど、この人が作曲する音楽もまた素敵なんですね。

エンディングは賛否両論だと思うけど、そこまでの過程で、大切にしたくなるシーンがいっぱいあるとおもう。僕はなんといっても「靴下」のシーン。日本での公開は5月末だそうですが、見たら感想聞かせてくださいね。

Posted by Akira at April 8, 2005 10:22 AM

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